ヒナタノオトさんで9日から色絵磁器作家の梅田かん子さんとのオンライン展示が始まります。
店主の稲垣さんがつけてくださった「空想の手触り」という今回のタイトル。梅田さんの作品を初めて拝見した時、不思議な妖精の印象に近い動物たちの絵と磁器のひんやりとした質感とが合わさって何とも言えぬ温度を感じました。そしてどこか体内に潜んでいるような。空想のかけらが舞い降りたならきっとこんな形だろうとハッとする。
それぞれの素材と作家からうまれた作品が、どこかで交差するとしたら、それは面白い。しかし、交差することなく後1ミリというところですれ違うのもまたドキドキする。
オンラインが可能になった今、個の発信は世界に繋がっている。個の行動もまた世界に繋がっていると言っても過言ではないでしょう。一つの作品を作るとき、誰か一人を想ったり、森を想ったりしていて創作もまた個であり世界でもある。
作品を通してこの世界や星と静かにお話をしているかのように。
オンライン展覧会という形は初めての試みで、私自身も今後の作品発表の在り方を探るよい機会だと感じています。ただ皆さんの隣に立って作品を通してお話をする事ができないのはとても残念なことだ思っています。形は違うけれど、何かできないかなと三浦綾子さん(イラストレーター&デザイナー)に相談にしてハガキを作ってもらいました。三枚が折りたたんであって絵本を開く気持ちになってもらえたらと綾子さんが提案して下さいました。
作品展のご案内をさせていただいている方へ、ヒナタノオトさんのDMと一緒にハガキを添えてお送りさせてもらいたいと思います。もしも、ご入用の方がございましたら是非contactのところからご連絡くださいね。
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