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  • 執筆者の写真yasuyo

草原を行く ②


国道を3時間ほど走った後、草原の中に入っていきました。二本のタイヤの跡でできた道へ。

自然にできた道なので、水たまりができたら二手に分かれたり、また引っ付いたり。

道が分かれたなと思ってその先をみていると遠くの草原の中にポツンとゲルがあります。

馬、牛、ヤギが群れになって、ゆっくりと草を食べています。逃げたりしないのかな?人がいないけど?と心配していましたが、彼らは群れで行動するので心配はいらないようです。毎朝、川で水をのんだら一日放牧されたまま。きっとここらへんにいるだろうと目星をつけて飼い主は夕方ごろに迎えに行きゲルの傍に設けた柵の中に移動させます。ときどき迷子になる子がいて、その時は馬に乗って探しにいきますが見つからないときは鞍を枕にして遊牧民の着ているデールをお布団代わりに星空を見ながら眠るそうです。

でこぼこ道を1時間揺られてようやくキャンプが見えてきました。ウランバートルから1時間ぐらいの草原と何が違うのか?と聞かれると明確には答えられませんが、空気、草原の青さ、香り、空の広さ、うねうねと自由に曲がった川など答えが一つではありません。私たちが泊まった宿泊施設は日本人女性が運営をされていて程よいバランスでモンゴルらしさを体験させてもらいました。ゲルは思っていたよりも広くて真ん中にストーブの煙突を抜く穴と天窓があり本を読めるくらいの明るさでとても快適でした。草原の中を歩いて食堂にいき昼食をとりながら青年の馬頭琴の演奏を聴かせてもらいました。馬や風を想像するような音色にあぁここはモンゴルに間違いないのだなとやっと肌で感じるのでした。

草原を行く ③


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