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  • 執筆者の写真yasuyo

草原を行く ③


モンゴルの草原はどこまでも広がっていて湿気はありません。ひんやりとした爽やかな風がそよそよと流れています。歩くと頭の中をすっと抜けるようなハーブの香りがして身も心もリラックスしました。

昼食後は初めての乗馬。左から乗るように躾けられていて右側やお尻に近づくと蹴られるそうですがこちら側がルールを守っていれば馬はとても大人しい。馬同士で顔を寄せ合い頭を上下に振って羽虫を追い払ってる姿がとても可愛い。

モンゴルの男性はとてもお茶目でいたずらっぽい少年のみたいです。黄色のTシャツを着たドーラさんは歌ったりモンゴル相撲をとったり、石ころで数当てゲームをしてくれたりと楽しい人でした。茶色のデールを着たジミーさんは日本語が上手で教えてもらった日本語は常に使うようにしているそうです。モンゴルでは日本のドラマも見られるので「ひとつ屋根の下」が流行ったそうです。主題歌のサボテンの花を馬に乗りながらジミーさんが歌ってくれました。あのドラマは私が中学生のころでしたので、その歌詞の意味も分かりませんでしたが今こうして家族がいて草原の中で聴くと、ここまでどうにか生きてきたのだなと馬に揺られながら思うのでした。ジミーさんの歌声が忘れられず時々台所で鼻歌を歌っています。

草原を行く ④


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