器が大きいという表現がありますが、この言葉を聞くと今にも溢れそうな水を何故か想像してしまいます。
もう入らないじゃない!
溢れんばかりに入っている器にはもう何も入れられない。一度入れてしまったら、飲み干したり皆に分ける必要があるのです。小さな器でもいつも空にしておけば、少しずつでも掬うことができます。それは創作においても、新たな何かをしようとしたときに当てはまります。並行で機械で制作できれば、そんなことは考えなくてもいいのかもしれないのですが、私の手は左右に一本ずつしか付いていないのです。
両手で抱えられるほどでいい。
抱えきれないことは誰かに任せる。
任せると言っても誰でもいい訳ではない。
安心して任せられる人へ。
人形劇「人魚姫」は、そんな人たちと一緒にできた作品でした。
人形劇のご報告はまた後日ジックリとお伝えしていきたいと思います。
木彫り作家として活動をしてきましたが、なんとも!紙粘土じゃないですか(笑)以前から言ってはいましたが、木彫りに執着しているわけではないなと作ってみて改めて思いました。作りたいものがあって、その素材が何が一番適しているかが大切なのです。今回の小さな人形劇の目的は家庭でできる人形劇です。お母さんと子どもたちが一緒に楽しみながら作ってもらいたいという願いから生れました。
8月16日にハンズさんで実演なども予定しています。ご興味のある方は8月に入ったら是非HPをチェックしてくださいね。
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