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  • 執筆者の写真yasuyo

尊厳

昨日、糸操り人形劇「人魚姫」を温かく見守られながら公演することができました。

今回も緊張しすぎて少し間違えてしまいましたが、大好きなシーンや、しんみりしたシーン、恐ろしいシーンなど

大切なところは存分に発揮できたような気持でいます。








人形を作るときは特に目と口もとがその人形を決定づけます。創作はイメージから始まりますので、


どんな性格なのかな

どんなことを大切にしているのかな

どんな経験をしてきたのかな

どんなお母さんとお父さんに育てられたのかな


人と付き合うように自然に想像をして作り出していくのです。イメージから始まり、ラフスケッチを重ねることもあれば、頭の中のイメージが最初から固まっていることもあります。人魚姫は、7日ほどかけて彫りましたが最初からイメージがあったわけではありません。制作期間中は、私もずっと海の底でいるように沈んで、その中で小さな柔らかい光のようなフワフワとしたまだ形の決まらない生物のようなものを感じていたかもしれません。水の中に牛乳を一滴落としてみたようなものを想像してもらえたら分かりやすいかもしれません。


人魚姫の劇は山村さんと何度もディスカッションしながら脚本を作っていきましたが二人で作っているうちにいろんなメッセージがあることに気づかされていきます。


自由

覚悟

代償

そして最後は尊厳


人魚姫のラストシーンは身を投げて死んでしまいますが、どこか温かく健気でそして生命を感じます。生れてから死ぬまでをどう生きるのか問いかけられているように感じます。



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