作家活動を始めた頃からお世話になっている東急ハンズ三宮店さんが今年の12月で閉店することが先日LINEニュースで報じられました。私は、馴染みの喫茶店でお茶をすすっていた時に店主から聞かされて「ふぇ?」というヘンテコな返事で現実のこととして受け止められず、その時は驚くこともできなかったのでした。
街の材料屋はモノづくりをする者にとっては灯台のようなものだと私は思っています。それがたくさんあればある程道は明るく遠くまで行ってみようと思うのです。そいういった意味で作家の活動をしながらワークショップさせていただいていたのは、ただ単に教えてお金をもらうという行為だけではなく作ってみたいと思う人に寄り添い一歩の手助けができればいいなという思いでした。
三宮店さんで続けてきた理由の一つには材料が豊富であるということがあげられます。工作材料がたくさん揃っていなければ、創作の手助けはできません。三宮店さんはいつ売れるか分からないような材料まであって店員さんが嬉しそうに説明をしてくれるのです。私はそんなハンズさんが大好きだった。
三宮の駅周辺の再開発が進められていますが、もしもハンズさんが戻ってきてくれたとしたらどうか売れ筋だけが並ぶお店になっていませんようにと願うばかりです。
先日ハンズさんで実演した紙粘土で作る操り人形で「ヘンゼルとグレーテル」を実験的に公演してみました。家庭でも作れることを前提にしていますので、演奏もオモチャの鉄琴です。お誕生日会などで発表するのも良いかもしれませんね。
皆さんもどうぞ豊かな創作の時間を。
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