moment to moment 瞬間から瞬間を繋ぐ
はっとする瞬間ってありますよね。じわじわ分かってはいたけれど、はっと答えがでる瞬間もあれば今まで考えもしなかったことにハッとさせられる瞬間もきっとほんの数秒ぐらいの長さなんじゃないでしょうか。
その瞬間と瞬間を繋ぐ。
小さな点や大きな点をみつけては小舟はキコキコと進んでいくのです。本当にこの方向で合っているのかなんて分からないけれど、心と体がどうしても動かないものにはピシャリと背中を向けて、ただ目の前にある点を見つめ櫂を漕ぐ。
手のひらstoryでは、物語の登場人物に焦点をあてて球体関節、陶器人形を模した木彫りと布の人形にも挑戦しています。作品一点に向き合う時間は、1日から長いもので10日間あります。そして、今までの作品でやり残し、あぁすれば良かった、いつかこうしたい、という想いは数年にも渡ります。今回のポストカードになっているセロ弾きのゴーシュは4年以上前の作品のリベンジになります。当時は球体関節を作るまでの気力が持たずできなかったのではなかったでしょうか。
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