ワークショップの初日にリアさんに人形劇に連れて行ってもらいました。会場のWerich's Villaは常設展や劇場公演、コンサート、ディスカッション、クリエイティブワークショップなど多彩に幅広く提供しているアートセンターでした。
私たちがその日観たのはトーマスさんがするゴーレムのお話です。カラフルなユニフォームを着た幼稚園児たちと一緒でした。何故ゴーレムのお話なんだろうと思いませんか?実はプラハには不思議なゴーレム伝説が伝わるヨゼフォフのある東欧最大のユダヤ人街がありプラハの子どもたちにも馴染みのあるお話のようでした。トーマスがテーブルの上だけで楽器を使ったり砂や水、火などを使って1時間ちかく一人で何役もこなします。人形も人形作家が作ったものですが廃材や電球の部品のようなもの、ボロ布や古く痛んだ革などを使って作られていて一つのアート作品にも見えるし子どもが一生懸命作った作品にも見えます。とても原始的な子どもの人形ごっこの延長にあるような尊いパフォーマンスをみせてもらいました。