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Lina

  • 執筆者の写真: yasuyo
    yasuyo
  • 11月12日
  • 読了時間: 1分
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木彫の球体関節人形のLina。

こちらは現代人形研の公募展に向けて制作をした作品です。四谷シモンさんが審査委員長をされていると知り、興奮にも似た感情と、彼の作る人形へのリスペクトを込めて制作しました。これって一方的な私のラブレターのような感覚かもしれません。


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実はこの人形は一度完成していました。何だか思っていたよりもノッペリとしたお顔になってしまったなぁと本棚に置いてしばらくにらめっこしていたのです。


制作しているとしばしばこのような事があります。じっくりと観察したりスッカリ忘れて他の制作にはいり数年放っておくこともあります。


一度完成したものに手を加えるということはとても勇気が必要です。元に戻すことができませんから。


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でも不思議なことに彫りなおさなきゃ良かったと思ったことはありません。


「あなたこんなとこに隠れていたの?」


と砂を掘って遺跡を見つけ出すような感覚とでもいいましょうか。


自分が彫っているにもかかわらず毎回どんな子が現われるのか分からない。


分からないからいい。


もちばぁちゃん言葉が響いてきます。





 
 
 

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